第18回松涛連盟全国空手道選手権大会
7/15(土)〜16(日)に第18回松涛連盟全国空手道選手権大会が静岡県武道館で開催されました。
今年は地元静岡での開催ということで、昨年末から県本部全体で大会開催に向けて準備をしてきました。
私も大会トーナメント作成、タブレットシステムデータ作成等を行いましたが、大会直前まで選手の入れ替えや追加があったりして大変でした。
初日は、自分の試合は無かったので終日本部で大会管理システム運用と賞状印刷を担当。アプリがハングアップするコートがあったり、データ整合性が一部おかしいなど、多少のトラブルはあったものの、全体的にはタブレットを使ったシステムは順調に運用できました。
昼の時間帯は、開会式を行った後、昨年同様にレーザー光線や音楽を駆使した演出で、型の演武・ダンス・書道パフォーマンスなどが行われました。
★次女
高校生女子型の部 : 2回戦敗退
本部の仕事で試合内容は見れませんでした。初戦が2回戦で相手は長野県の選手。鉄騎初段での勝負でしたが、残念ながら敗退。次女に勝った選手は3回戦で岐阜の強豪選手にも勝ち、翌日の決勝4名に残ったので強い選手だったようです。
高校生になってから稽古は週1回程度しか行けないので、大会に望むにあたっては稽古できない分をどうやってカバーするかが課題ですね。
初日は元々の試合進行表の問題や、昼の時間帯に試合が完全に止まってしまうロスも大きく、終了予定時間を約2時間半オーバーして20:30頃に終了。途中でデニーズで夕食を食べてから家に帰ったら22:00過ぎでした。
2日目は、いよいよ自分の試合。
今年からシニアの一部のレギュレーションが変わり5歳刻みになったので、一般三部(45〜49歳)男子型の部に出場。
昨年は順路四段の回転でバランスを崩し、悔しい予選敗退だったので今年は決勝の4人に残ることが目標でした。
全国大会に向けては、仕事が終わって家に着くのが22時過ぎで平日は全く稽古ができず、週末に自主トレをするくらいしかできませんでした。
土曜日の少年部の稽古の後や日曜日の午前中などを使って、週1回は道場を借りて約2時間の自主トレ。今年は猛暑日も多く途中でめげそうになりながらも、得意型「壮鎮」を中心に予選型14種類もあわせて型を打ちました。「壮鎮」についてはビデオを撮って自分で見直しながら稽古しましたが、自分の理想イメージとはほど遠く、完成度が中々高まらない中で大会を迎えました。
★私
一般三部(45〜49歳)男子型の部 : 準優勝
K選手とは単身赴任中は総本部道場で一緒に稽古していたので、選手招集場でもお互いに「お久しぶりです。お元気ですか?」と近況報告をしました。
K選手は今年の世界大会(スコットランド)で一般二部男子型の部で優勝している強豪選手。この予選突破が最大の難関でした。
2回戦は、選定型4つ(抜塞大、観空大、燕飛、慈恩)からカードで選ばれました。自分としては体力や演武しやすい順に ①慈恩 ②抜塞大 ③観空大 ④燕飛 と思っていたところ、コールされたのは何と「燕飛」。
昨年、順路型の中で最も苦手な順路四段がコールされ「少し嫌だな」と思って演武に入り予選敗退したことを思い出し、「自分の演武に集中しよう」と気持ちを切り替えました。
スピードとキレを意識して、ジャンプの箇所も何とかグラつかず着地し、大きな気合を出し演武終了。
結果は・・・正面側の審判の旗は赤2、白1。自分は白だったので「負けたか・・・」と思ったところ、後ろ側の審判2名は白を上げていたので、3-2で勝利!予想通り厳しい戦いでしたが、ギリギリで決勝の4人に残りました。
決勝の演武順は4名中2番目。自主トレで何度も演武をしたことを思い出し、得意型の「壮鎮」を力一杯演武。左の蹴上が足刀が出ず失敗しましたが、他は大きなミスなく演武を終了。
得点は「28.1」。最初に演武した大阪のK選手が「五十四歩小」で「28.2」だったので0.1点差の準優勝となりました。
僅差で優勝を逃した悔しさも少しありますが、昨年予選敗退だったこと、予選で総本部道場のK選手に競り勝ったことを考えれば、上出来だったかなと思います。
3番目に演武した同じ道場のK君も「五十四歩大」で第3位に入り、二重の喜びとなりました。
これが40代での全国大会の全成績。
2008年(40) 準優勝(五十四歩小)
2009年(41) 第3位(五十四歩小)
2010年(42) 優勝(五十四歩小)
2011年(43) 準優勝(五十四歩小)
2012年(44) 優勝(五十四歩小)
2013年(45) 第5位(五十四歩小)※世界大会
2014年(46) 第4位(五十四歩小)
2015年(47) 第5位(壮鎮)
2016年(48) 予選敗退(順路四段)
2017年(49) 準優勝(壮鎮)
全国大会での表彰台は5年ぶり。40代最後の全国大会でメダルを取れて良かったです。
来年からは一般四部(50〜54歳)の部に参戦。このカテゴリーには一般二部の頃から競り合っていた長野のG選手や、同じ道場のN選手など強豪も多く難しい戦いになると思いますが、一年間しっかりと稽古を積んでまた大会に望みたいと思います。
★道場の他の選手(入賞者)
・小学校1年生男子型の部 : 第4位
・中学3年生女子型の部 : ベスト8(敢闘賞)
・中学3年生女子組手の部 : ベスト8(敢闘賞)
・一般二部(40〜44歳)女子型の部 : 第4位
・一般三部(45〜49歳)男子型の部 : 第3位
・一般三部(45〜49歳)女子型の部 : 準優勝
・一般四部(50〜54歳)男子型の部 : 第3位
・一般四部(50〜59歳)女子型の部 : 優勝
・一般七部(65〜69歳)男子型の部 : 第4位
・古典型二部 : 第3位
少年部は成績が伸び悩みましたが、地元静岡開催ということで多くの子供たちが大会に出場できたことは、本人達にとってもいい刺激になったのではないかと思います。試合で負けた悔しさをバネにして、普段の稽古に望んでほしいですね。
一方、一般部は各カテゴリーで大活躍自分も含めてお互いに刺激しあって、今後も頑張っていきたいです。
最後になりますが、他県選手団・審判団のみなさん、遠方から静岡にお越しいただきありがとうございました。
また準備から大会運営まで、多くの静岡県内の各道場の関係者の方や父兄のみなさん、本当にお疲れ様でした。
押忍
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